アグィチㇺ(あんこうの蒸し煮)

아귀(アグィ/あんこう)と野菜を甘辛いソースで蒸し煮にしていただく、慶尚南道馬山発祥の料理です。
아구찜(アグチㇺ)と呼ばれることもありますが、これは慶尚南道では아귀のことを아구という呼び方をする為で、아귀が標準語になります。
韓国では、蒸し料理専用の茎が太くしっかりした豆もやしが売られていて、それを使うと写真の様に蒸した後も太さが変わらずシャキシャキの食感を楽しめます。
残念ながら日本では検索しても出てこなかったので、普通の豆もやしで作ることになります。豆が嫌いな人は普通のもやしでもOK。
豆アリでもナシでも、できるだけ太さのあるものを選ぶと本場に近づきます。
アグィチㇺには味のアクセントに「せり」を加えることが多く、このレシピでもせりを入れてますが、嫌いな方はせり抜きで作っても問題ありません。
ヤンニョムに入る「エゴマ粉」ですが、インターネットで購入可能です。今回のアグィチㇺ以外にも、あえ物やスープなと韓国料理でよく使う調味料のひとつです。
アグィチㇺ(あんこうの蒸し煮)
- あんこう 1匹
- ねぎ 1本
- 豆もやし 1袋
- せり 50g
- 水 1/2cup
- 片栗粉 大さじ2
- ごま(飾り用)少々
- 唐辛子粉 大さじ3~5(粉の辛さによる)
- 醤油 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 酒 大さじ1
- ニンニクみじん切り 大さじ1
- すりおろしショウガ 少々
- イワシエキス 小さじ1
- 和風だし 小さじ1
- エゴマ粉 大さじ2
- もち米粉 大さじ3
- こしょう 少々
- 塩 小さじ1
- 水 1/2cup
1. あんこうは塩水で軽く洗い、水気をきっておく。

2. ヤンニョムの材料をすべて混ぜておく。
片栗粉は同量の水で溶いておく。

3. ねぎの白い部分は5㎝ほどの長さに切ってから縦半分に、緑の部分はナナメ切り、せりは5㎝の長さに切っておく。

4. 大きくて少し深さのあるフライパンに、油をひいて(分量外)身が崩れないように炒める。
アンコウの表面に火が通って全体的に白くなったら、豆もやしとヤンニョム、水1/2cupを入れ、蓋をして中火で7~10分待つ。

5. 蓋を開け、具とヤンニョムを絡めたら、ねぎとせりを加えさらに炒める。
味が薄かったら塩で味を整える。

6. ねぎにも火が通ったら、水溶き片栗粉でとろみをつけ、皿に盛り付けゴマを振って完成!

韓国料理独特の調味料「イワシエキス」「エゴマ粉」「もち米粉」などが入るので、材料を揃えるのが大変かと思いますが、、、どれも韓国料理には必須の調味料なので、今後も家で韓国料理を作ってみたいと思っているなら、買っておいて損はないと思います。
あんこうの代わりにタラの頭を使った대구뽈찜(テグポㇽチㇺ)、エビやカニなど数種類の海鮮を使った해물찜(へムㇽチㇺ)なども同じヤンニョムソースで作れます。
今回ご紹介したアグィチㇺは、私の好きなおつまみベスト3に入る、ほんとにオススメの韓国料理です。ぜひ一度試してみて下さい♪
さて、韓国料理でお腹がいっぱいになったら、韓国気分が消え去る前に韓国ドラマを見てどっぷり韓国に浸かっちゃいましょう♪
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