一番簡単なキムチ「파김치(パキムチ/わけぎのキムチ)」

白菜キムチ、大根のキムチ、生ガキのキムチ、からし菜のキムチ、キュウリのキムチ等々…韓国にはいろいろな食材を使ったキムチがありますが、私が考える一番簡単なキムチがこの「파김치(パキムチ)」です。
파はネギの事。韓国の主なネギの種類はこうなってます。
韓国名 | 読み | 日本名 | 合う料理 |
대파 | テパ | 長ネギ | 鍋・炒め物 |
양파 | ヤンパ | 玉ねぎ | 炒め物・煮物 |
잔파/쪽파 | ジャンパ/チョㇰパ | わけぎ | キムチ・チヂミ |
실파 | シㇽパ | 万能ねぎ(成長前の長ネギ) | 薬味 |
파김치(パキムチ)には、잔파/쪽파(ジャンパ/チョㇰパ)と呼ばれる「わけぎ」を使います。
わけぎと万能ねぎはとても似ていますが、「わけぎ」は根っこにつながる部分が球根の様にプクッと丸みを帯びていて、「万能ねぎ」はスッと細いままです。
わけぎは苦みや辛味が少なく食感が良いのでどんな料理にも合わせやすく、その中でも代表的なものに、파전(パジョン)と呼ばれるワケギのチヂミと、파김치(パキムチ)があります。
今回ご紹介する파김치(パキムチ)は韓国のキムチ屋さんには必ずある定番中の定番キムチ。
そんなお店の味に負けないこちらのレシピ、なんと、ヤンニョム(味付け)の材料はたったの3つだけ!
ニンニクやショウガ、網の塩辛などを使ったレシピも試してみましたが、結局のところ落ち着いたのがこのシンプルレシピです。
ネギの風味を最大限に活かし、甘すぎず、しかも超簡単!ぜひ一度お試しください♪
一番簡単なキムチ「파김치(パキムチ/わけぎのキムチ)」
- わけぎ 800g
- イワシエキス 200㎖
- 砂糖 大さじ2と1/2
- 唐辛子粉 1/2カップ
- イワシエキス 大さじ4
※砂糖大さじ1/2を梅エキスに変えても。(梅エキスも韓国料理でよく使われる調味料のひとつです)
1. わけぎはきれいに洗って、よく水気をきっておく。
特に枝分かれしている部分に土がたまりやすいので丁寧に!

2. 白い部分と緑の部分と分けて切る。
普通は長いまま漬けますが、白と緑を分けることで均一に漬ける事ができるのと、何より食べやすいので、私は断然切る派です🔪

3. 白い部分だけまずイワシエキス200㎖に漬けて、待つこと30分。
30分たったらイワシエキスを全部一度捨てます。(水で洗わない)

4. 3とヤンニョムと緑の部分を全部混ぜて、室温で2日ほどねかせる。
食べてみて漬かっていたら冷蔵庫に移動させる。

工程3で一度全部のイワシエキスを捨てるの、もったいなくて心が痛むのですが、わけぎから出た水分で薄まってしまっている為、心を鬼にして全部捨ててください。
売っているパキムチの様に長いまま作りたいという方は、工程3の時に筒状の容器などにわけぎを立たせて固定し、白い部分が漬かる量のイワシエキスを入れてもできます。その際もやっぱりイワシエキスは一度全部捨てて下さいね。
作りたてはネギの辛さとシャキシャキ感が残った大人のキムチ、作ってから4.5日たつと、最初の辛さがネギ特有のねっとりまったりした風味に変わりまた違った味が楽しめます。
わけぎのキムチは、白菜キムチの様に保存して長く食べる種類のキムチではありません。作ってから3~4週間以内には食べきるようにして下さい(冷蔵庫の温度や湿度による)。
大根のキムチ「カクテギ」はこちらをご覧ください ↓↓
さて、韓国料理でお腹がいっぱいになったら、韓国気分が消え去る前に韓国ドラマを見てどっぷり韓国に浸かっちゃいましょう♪
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